史上初の10日間(4月27日から5月6日)の大型連休は賛否両論の中で終わりました。5月1日には皇太子が剣璽(けんじ)等承継の儀を終えられ新天皇となり新しい元号「令和時代」が始まりました。
二十四節気の立夏節の季節を迎えて、樹々や草々の新芽が青々と茂って自然界の一番活気のある季節となりました。
人生にとっては青年期であります。春から初夏にかけて出て来る自然界の新芽は食べると「苦味」のあるのが特長であり、人生の青春時代と同様に「ほろ苦い」味がするのであります。
自然界のサイクルと人の人生には多くの重複する部分があり、その自然界のサイクル(法則)を説いた教示が「気学」の教えであります。
理論そのものは自然界を数理に置き換えた簡略的な教えでありますが、それを基として実生活にどう取り入れて、活用して行くかが難しい面があり、そこに経験学的な面と統計学的な面の素地が含まれて来るのであります。
活用するという事は時代的なる背景によって、応用する状態も異なる訳であります。時代と共に活かし方も変化するという事であります。基本的理論を活かしながら応用し実践することの大切を説いているのです。
自然界の息吹に目をやると新しい発見や自覚や悟りに出会います。そうした自然界の何気ない姿から多くの学ぶ努力はこちら側の心ひとつにあると思うのです。大いに自然に親しみ新緑の中より祐気を授かりたいと思う次第です。