移転・新築・開店・就職・旅行等の時に方位を気にしますが、年盤を犯せばその災いは60年間続きます。月盤を犯せば60ヶ月(5年間)・日盤を犯せば60日間(2ヶ月間)続きます。
気学では「人の吉凶は動より生ず」と教示いたします。動(どう)とは始動時の事です。その為、始動時(スタート時)で後々の吉凶が顕現するという事になります。
特に六大凶殺方位(五黄殺・暗剣殺・歳破(年盤のみ)・月破(月盤のみ)・本命殺・本命的殺は使う事が出来ません。12歳以下の子供は小児殺があります。
動く方位が凶方位か吉方位かで、移転・新築・開店・就職・旅行・新規に物事を起こす時、その方位の吉凶・良否が生じて来ます。
年盤の凶方位を使い月盤の吉方位の場合は、2年間は大丈夫ですが、その後災いが顕現し易いです。年盤の吉方位を使い月盤の凶方位の場合は、2年間は注意が必要ですが、その期間を乗り越えたらその後の災いは少ないです。
悪い方位で行動を起こしますと(移転・新築・開店・就職・旅行・新規に物事を起こす時)次の移転を吉方位でするまで災いは続きます。逆に正しく吉方位に移転したのであれば、その後の会社等で通勤している中で、たまたまその方位が凶方位(年盤・月盤・日盤と毎日・毎月・毎年変わります)となっても、用心はしても深く考えることはありません。
会社通勤・学校通学を始めた時の吉凶・良否は判断基準になりますが、途中経過は判断基準になりません。よって凶方位に通勤・通学している時に、年度が変わっても「路線作用」が働いて最初の良い状況が引き続き継続して行きます。
方位の怖さはいつまでも活用時の状態が尾を引いて来ると言う事です。ですからあくまで方位は最初の良い時期に良い方位に行動する事です。家相の吉凶は子供が大きく成長した頃に顕現して来ます。
最近は海外旅行に行かれる方が増えています。海外は距離が遠いですので、必ず年盤を考量するようにしましょう。移転・新築・開店・就職・旅行・新規に物事を起こす時においては年盤・月盤・日盤・刻盤を上手く使い分けて活用しましょう。